夢には二種類ある

寝ている時に見る夢

もうひとつは希望

 

寝ている時に見る夢には二種類ある

過去

そして願望

夢は目で見るモノじゃない

夢は記憶で見るモノ

 

希望の夢は大体が将来の夢かな?

将来の夢って言うのは

将来のためじゃなくて

今の自分のためのモノ

みんなにもあったでしょ?

将来の夢とか希望とか

夢は目で見るモノじゃない

夢は心で見るモノ

 

寝ている時の夢も将来の夢も

みんな忘れてしまう

現実を生きるには

まったく必要なくて

いつ忘れたのかも

わからなくなってる

 

夜寝る前に

ベッドの中で想像して

とってもワクワクして

だんだん眠くなって

夢の中に旅立つ

 

過去も希望も曖昧で不鮮明

言葉では表せない

夢のために捨てたモノだって

たくさんあるのに

大切なモノだったのに

私の夢はなんだったんだろう

誰に訊いてもわからない

私に訊いても知らんぷり

応えてくれない

答えはもうない

答えを唯一知っていた私が

答えを失くしたら

問題自体がなくなってしまう

私の夢はなかったことになってしまう

それはイヤ!

忘れたのは私なのに

捨てたのは私なのに

それでも大切なモノだった

夢を想像して

ワクワクしてた私も

なかったことになってしまう

夢と一緒に

私の過去もなくなってしまう

過去のない私

私はダレ?

誰も応えてくれない

私は何処から来たの?

私は何処へ行くの?

私の夢は何処に行ったの?

私の想いは何処へ行くの?

わからない

知っているのは私だけ

答えを出せるのは私だけ

何も持たない私は

曖昧で不鮮明

 

そう

私は夢

みんなに忘れられて

みんなに捨てられて

それでも大切だと想ってもらえる

私は夢

人の中で生き続ける

あなたの中にもきっといる

ずっとあなたの中で眠ってる

だから

忘れてしまう前に

たまにでいいから

そっと心の扉を開いて

たまにでいいから

思い出して

 

アルバムを開けば

過去のあなたが笑ってる

心の扉を開けば

夢見るあなたが笑ってる

 

夢は叶わない

人の夢は儚い

でも

とても大切で

忘れたくなくて

だから心の中にしまっておく

思い出すために

いつか

きっと……

 

 

 

 

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