約束
『ずっといっしょにいよう』
キミは小指を僕の小指に絡める
僕も握り返す
そして僕らは笑った
愛の告白の後
舞い上がった気持ちのまま
軽い気持ちで交わした
重い約束
未来のことなんて
わからないのに
信じて疑わなかった
この胸の高鳴りは
キミへの想いだと思った
誰も予想できなかった
僕がキミを残して
消えてしまうなんて
白い部屋に響く
キミの泣き声
淡く儚い雫を溜めた瞳で
僕を見つめる
「生まれ変わっても、恋人になろう」
キミは小指を僕の小指に絡める
僕は握り返せない
それでも僕らは笑った
愛の告白から
ずっと変わらない気持ちのまま
弱々しい声で交わした
最後の約束