君への道
帰り道を君と二人で歩いてる
寒いけど手はポケットに入れずに
となりで君が俯いて歩いてる
寒いのに手袋もつけずに
あと数センチで手を繋げる
冷えた右手が君を求める
だけどもう分かれ道に着いてしまった
君は「また明日」と言って手を振った
まだ君に届かない
僕の右手は
最後の道を君と二人で歩いてる
君がいるのに僕は独りぼっち
あと数分しか君といれない
冷えた心が君を求める
だけどもう別れ道に着いてしまった
君は「またいつか」と言って手を振った
もう君に届かない
僕の想いは
並木道を今は一人で歩いてる
となりに君はもういない
あと数日しか君に会えない
解っていたなら手は届いた？
だけどもう君への道は途切れた
僕は何も言えずに俯いた
もう君は映らない
僕の瞳に
もう一度だけでも君に逢いたい
僕の心が君を求める
だから君への道を走った
僕に気づいて君は泣いた
まだ君に届くかな
僕の想いは